「豪雨災害のリスクは上がる一方」一晩で500ミリの雨"七夕豪雨"から50年 記録と記憶が伝える"自分事"の重み 流域治水であらゆる関係者が主体に=静岡県

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  • Опубликовано: 7 июл 2024
  • 一晩で500ミリを超える雨が降った七夕豪雨から、7月7日で50年が経ちました。近年、豪雨災害が頻発する中、地域の特徴と災害リスクを知る重要性が増しています。
    <河田太一平記者>
    「七夕まつりで賑わう清水の商店街ですが、七夕豪雨でこの付近も水害の被害を受けました」
    七夕の願いとともにお祭りには鎮魂の意味合いもあるそうです。1974年の7月7日、24時間で508ミリの雨が降った「七夕豪雨」。いまだに観測史上1位のこの雨で、県内では浸水や土砂崩れなどが発生し死者40人以上のかつてない大災害となりました。
    <静岡大学防災総合センター 北村晃寿教授>
    「この辺りで2度大きな洪水がありまして、こちらが50年前に起きた、1974年の七夕豪雨の浸水の高さを示したものです」
    この地点の七夕豪雨の浸水は156cmで、記憶に新しい2022年の台風15号の2倍の高さです。
    こちらは七夕豪雨で浸水したエリアを青色で表した図。
    そこに台風15号の浸水した赤色の地域を重ねてみると、いかに七夕豪雨の被害が大きかったかがわかります。ただ、北村教授は50年をかけて治水工事などが進んでいるのにもかかわらず、台風15号のような被害が出たことに近年の豪雨災害の怖さがあると話します。
    <静岡大学防災総合センター 北村晃寿教授>
    「地球温暖化で海面が上がる、地球温暖化で豪雨災害の発生する頻度が上がる。豪雨災害についてのリスクは上がる一方なので注意が必要になります。」
    海水面の上昇、さらには南海トラフ地震が叫ばれるプレートの沈み込みによる地盤沈下の影響で、海水面と川の高さに差がなくなり海に水が流れにくいというのです。
    <静岡大学防災総合センター 北村晃寿教授>
    「激しい雨が降って、ちょうど潮の満ちてくるところにあたると海へ流れ出にくいことになるので堤防から溢れ出す」
    地域の特徴を知り災害のリスクを考える。七夕豪雨の教訓を伝えるシンポジウムでは「流域治水」という考え方が住民たちに紹介されました。
    川やダムの整備だけでなく雨水をためる遊水地の活用や避難計画の策定も含めて流域一体で水害への備えを進めます。
    <県河川砂防局 山田真史局長>
    「流域治水はあらゆる関係者が主体となって取り組む治水対策であり、流域の自治体や企業、住民の方々、お集まりいただいております皆様におきましても一員」
    側溝の清掃も流域治水です。再び七夕豪雨の悲劇を繰り返さないために自分事として受け止めることがより重要になっています。
    詳細は NEWS DIG でも!↓
    newsdig.tbs.co...

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